コミュ研レポートvol.1「スベらないコンセプトのつくり方」

コミュニティを共同主催している、コピーライターのはるPです。

「自分もコミュニティを立ち上げたいけど何から手をつけたらいいかわからない」

「これはイケると思ってコミュニティを立ち上げてみたけど、意外と人が集まらない」

「コミュニティが盛り上がらず、いつの間にか消滅してしまった…」

そんなとき、まず見直して欲しいのがコミュニティの【コンセプト】です。

コンセプトが大事なのはみんな分かっているけれど、

・どうやって作ったらいいのか?

・コミュニティがうまく盛り上がっていくためにはどんな風にコンセプトを練ればいいのか?

この辺って知りたくても、なかなか教えてくれるところがないですよね。

先日、株式会社女子マネさんとカフェ・インスクエアさんとのコラボ企画
『コミュニティ研究会』の第1回目のイベントに参加してきました。

テーマは『スベらないコンセプトのつくりかた』

僕は今、ドクラボという”はじめの一歩を応援するコミュニティ”の共同主催をしながら、その他の複数のコミュニティ運営に関わっているのですが、コミュニティに関する相談も受けることが以前より増えました。

コミュニティ熱がジワジワ高まっている。。

基本に帰り、コンセプト作りから見直したいと思い、参加しました。

『コミュニティ研究会』は、
株式会社女子マネ代表の中里桃子さんが実際の
コミュニティやオンラインサロンの事例や分析結果をお伝えしていくトークセッションとワークショップからなる実践的な研究会です。

今回参加してみて、「スベらないコンセプトのつくりかた」以外にも、
「自走するコミュニティをつくる秘訣」など期待以上の学びがありました。

それでは、気になるその内容をレポートしていきます。

なぜコンセプトが必要なのか

そもそも、なぜコミュニティにコンセプトが必要なのか?

一見、同じ趣向の人さえ集まればコミュニティは成り立つような気もします。

コンセプトがないとコミュニティを作る意味はない 

なぜなら、「コミュニティは続いていくもの」だからです。

コミュニティ活動が進んでいく中で、判断の軸や骨格となる”コンセプト”がないと、
これは上手くいったのか、いかなかったかの仮説検証のサイクルをうまく回していけません。

コンセプトがないコミュニティは継続しない! 

確かに!

コミュニティの3要素とは?

では、具体的にどうやってコミュニティのコンセプトを考えたらいいのか?

私は次の”3点留め”を意識してます。 

コミュニティのコンセプトとは、

私のコミュニティは
「①現在の残念な状態(Before)」の人が
「②コミュニティの活動」を通じて、
「③ハッピーな状態(After)」になれるコミュニティです。

と一言で伝えられるものです。

また、コミュニティが目指す方向に進めているかどうか
見失わずに進んでいくために、検証して前へ進んでいくために

「未来へのベクトル」があることが重要! 

と中里さんは語ります。

では、実際に中里さんが立ち上げた2つのコミュニィの事例を紹介します。

女子マネの歩み〜中里桃子が作った2つのコミュニティ

中里さんは株式会社女子マネを立ち上げる前に、会社員をやりながら2つのコミュニティを立ち上げていました。
そこには、しっかりとしたコンセプトが存在していました。

①六本木ビブリオバトル

<コンセプト>
「①会議で自分の意見を言えず(言わず)に自分を抑えている人(Before)

「②リスクのないイベント会場で本を使ったプレゼンで自分の思いを人に伝えること」を通して、
「③少しでも会社で自分の意見を発言できるようになる(After)

最初は小さく始まりましたが、六本木ヒルズやミッドタウンの会場でイベントを開催するようになり、最大で130名程の動員をするまでに至りました。

②恵比寿ヨコニワ

六本木ビブリオバトルに出て、夢を語った人が実際にそのやりたいことを実現させる場所として、マンションの一室を借り、新しいコミュニティ「恵比寿ヨコニワ」を立ち上げたそうです。

<コンセプト>
「①自分が主催となって何かやりたいけど、一歩を踏み出せない人(Before)

「②自分が恵比寿ヨコニワというコミュニティの一員になり、みんな暖めた場所と人間関係を持つことによって」
「③自分のやりたいことを実現する。さらに周りの人に挑戦の場所を与えて、人をプロデュースする喜びも知る(After)

このようにコンセプトも1つ作ったら終わりではなく、自身やターゲットの成長に段階に合わせてコミュニティもコンセプトも進化させていけばいいのです。

そもそもコミュニティとは?

ここで参加者から質問がでました。

そもそもコミュニティの定義って何ですか?

中里さんは「組織」と「コミュニティ」を対比させて次のように語りました。

「組織」はメンバーの目線が外向き、「コミュニティ」は目線が内向き 

「組織」は、外(社会)に向けた成果を重視していて、少々その中の人が傷ついたり、無茶をしてもOK、というイメージなのに対して、
「コミュニティ」は掲げる目的やコンセプトはありつつも、目線は中のメンバーに向けられている、

そのような違いがあると。

コミュニティは安心安全の場。自分たちを守ってくれる場所 

会場のカフェインスクエアを含め、貸し会議室や3年連続満室のレンタルオフィスを経営する『ストックビジネスの教科書』の著者、大竹社長はコミュニティの”起源”について語ります。

狩猟時代、男たちは家族の食料を獲得するために男たちは狩りに出掛け、女性たちは家庭や住処を守っていました。

「男性たちの目的を達成するための集団」と「女性たちがいた安心・安全な共同体」
そのどちらもコミュニティです。

そもそも人間一人では生きていけません。
生きるために集まった2人以上の集まり、それがコミュニティの起源なのではないか。

コミュニティとは”生存本能”! 
深い…

コミュニティの専門家が選んだ”惚れるコミュニティ”の秘密に迫る!

コミュニティの専門家で数々のオンラインサロンの立ち上げ&運営のサポートをしている中里さんが事例として2つのコミュニティを紹介してくれました。

株式会社ハッチワーク代表、大竹社長の「ストックビジネスアカデミー」
文系フリーランスの黒田悠介さんが主催するオンラインサロン「議論メシ」です。

「〇〇言語」が成長のキーワード!?『ストックビジネスアカデミー』

『ストックビジネスの教科書』の著者であり、株式会社ハッチワーク代表の大竹社長が主催する「ストックビジネスアカデミー」とは

ストックビジネスを学び実践をすることをとおして、
安定成長事業の構築を目的とする実践型のコミュニティ

です。

コミュニティの参加者は中小企業の経営者の方々が中心で、
「①現在の残念な状態(Before)」
として次のような悩みを抱えて参加されるそうです。

  • 事業が安定的に成長していかない
  • 事業の将来性が不安
  • 売り上げだけを追う状況に疲れている
売上を追えば追うほどだんだん疲弊していってしまう。 

そうではなく、”お客様が継続してくれる仕組み”を構築するための
「長期的なコンセプト」の作り方や「ストック思考」という考え方をこのコミュニティでは教えているそうです。(②コミュニティの活動)

そして、コミュニティを運営をしていく中で、コミュニティの中で【共通言語】が生まれたそうです。(③ハッピーな状態(After))

【共通言語】が人と人との考え方をより強固なものに変え、参加者同士で一緒に仕事を始めるメンバーも出てきたそうです。

立ち上げ当初はコミュニティではなく、教室(アカデミー)という意識だったそうですが、共通言語が生まれると、8割以上の会員が継続するコミュニティに成長。

コミュニティ作る人は意識して”共通言語”を作った方がいい。 

オーナーの熱量がスゴイ!『議論メシ』

続いては、文系フリーランスの黒田悠介さんが主催するオンラインサロン「議論メシ」

「議論メシ」は、多彩なメンバーがディスカッションで繋がる会員制サロン。

課題解決の体験を通じてスキルを高め、メンバー同士のコラボで新しい仕事やプロジェクトを生み出し、キャリアの発展と自己実現をサポートする実践型のコミュニティです。

創設当初の名称「議論でメシを食っていく人が集まるサロン」から転じて「議論メシ」。
メンバー数は120人以上(2018年06月時点)です。

実際に会員でもあり、このコミュニティに惚れ込んでいる中里さんが「議論メシ」の魅力を語ってくれました。

【議論メシのここがスゴイ!】
①イベントの数
②メンバーのアクティブ率
③参加者の質
④コンテンツの設計がうまい 

まず驚きなのが、リアルな勉強会・イベントが月に27件も開催されていること。
6ヶ月間でweb上の実施されたディスカッションの数はなんと95件もあるとか。

また、「議論」するというアクションをすることを前提に集まっているメンバーなので、メンバーの質も高く、web上の1つのディスカッション投稿に対して10〜20のコメントがつくのは当り前で、メンバーの動きが非常に活発なコミュニティだそうです。

「議論メシ」では、企業の新規事業のディスカッションに参加することができます。会議への参加は自分を売り込むチャンスにもなります。

それは、「代表の黒田悠介さんが次々と新しい企業さんとのつながりを作り続けているから」と今回のイベントにも参加していた”議論メシのメンバー”の方も語ってくれました。

トップの人が走り回っているのが見えているから、中の人は自走できる

これぞ自走しているコミュニティ! 

さらに、中里さんはコミュニティが自走するポイントについても教えてくれました。

コミュニティが自走するための3ステップ!
①ここに貢献したいと思ってもらえるような居場所作り
②貢献したメンバーに対する承認・労い
③それを見える化すること 

ふむふむ

ここで大竹社長からコミュニティ運営に関する質問。

その場に合わない人が来た時どうしてますか? 

しっかりとしたコンセプトを掲げているコミュニティでも、運営を続けていると場にそぐわない人が来てしまう、というのはコミュニティ運営のあるあるだと僕自身も感じています。

イベントの注意書きのところに罰則事項をビッシリ細かく書いています 

そのためにコミュニティにもコンセプトにもマッチしたガイドラインを設けておくことは重要。

「ガイドラインを破った人にはルール違反であることをきちんと伝えている」という点は皆さん共通でした。

ガイドラインを破った人がいる時になあなあにしてしまうと良い人たちの信頼を失ってしまう 

まとめ

今回のコミュニティ研究会に参加して、
「スベらないコンセプトのつくりかた」だけでなく、
「自走するコミュニティをつくる秘訣」や具体的なコミュニティ運営の方法など、
期待以上の学びがありました。

次回のコミュニティ研究会は、ひとを巻き込むビジョンをつくりかた』がテーマです。

コンセプトを練り上げ、アツく語っても、いきなり会ったばかりの人の”未来の妄想”を信じてくれるとは限りません。

「信じてもらうためにどうするか?」
その信用を勝ち取るための「ビジョンの作り方&伝え方」のフレームをご紹介してくれるそうです^^

次回のイベントページはこちら↓↓

6/26(火)19:30 – 21:30コミュ研vol.02
~ひとを巻き込むビジョンをつくる~

https://www.facebook.com/events/180616965870250/

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