年間500冊よむ本好きが選ぶ、2019年新春のお勧めの本

前回の記事では、昨年に読んだ「コミュニティの専門家になるために読んだ本」の紹介でした。
今年はいち個人としてよりよい人格になるためにお勧め本を正月に読み直しました。私の2019年のキーワードは「人格・学ぶ姿勢」です。
個人的に、今年から3年間はちょっと運気が下降気味になる年だそうなので、お正月は「人として」を考える本を読みなおしました。
2019年の1月は、紅白に出た歌手の不祥事とか、インフルエンサーの炎上とか、テレビでもSNSでも、人を批判したり批評をすることで自分が目立とうとする人が目について、寂しい気持ちになりました。
あらためて、人を傷つけたりしない、相手を勝たせる、そのような姿勢を貫きたいものだと思い、こちらの本を一番はじめに紹介します。
致知出版社さんの本は、いつも滋味深くて味わい深いです。
なんど、どこから読んでも「うぅ~~む」と自分の日々の生き方を見直させてくれる本です。
本の目次からちょっと抜粋
・十パーセントを与える商い 少し損をして生きるといい
・返してこそ感謝
・「自己犠牲」と「返謝」
・小利こそ信という大利
事例が具体的で、自分の身につまされることばかり。
例えば、商売をしていると「ちょっと儲けよう」と思ってしまうもの。このちょっと(小利)を自分が先に貰おうとすると、お客様にも商売相手にも伝わってしまい、お客様は減る。逆だとどうか…実際にそのように働いて繁盛している人の話がとても
先輩に口語で話して頂いているような、しみわたるような本です。この本の一説を、毎朝読んで仕事に向かうと、相手にやさしくなれる気がしています。
今回、紹介しようとして検索していたら、なんとその2まで出ているそうで、さっそく買いました。
どーん。なんと占い。しいたけ占いって知ってますか?
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■ 「はじめに」より ■
「しいたけ.の部屋」とこの本に名づけたのは、
アルバイト先の控え室とか、学校の部室みたいな、
みんなの居場所にしたかったからなのです。来たいときに来て、帰りたいときに帰れる
「用がないのにいられる場所」って、
すごく大事だと思うのです。この本も誰でも来られる居場所になって、
ほっこりしてもらえたらすごく嬉しいです。――しいたけ.
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【本書のおもな内容】
第1章 チャーハンに信頼される人になる (運を味方につけるには?)
第2章 ドヨーンの乗り越えかた (逆境や疲れたときの回復法)
第3章 心の温度を上げていこう (恋愛問題どうする?)
第4章 用がないのに居られる場所を見つけよう (ほど良い人間関係のための処世術)
第5章 五感タイプを知ろう (自分の軸を持とう)……ほか、
恋愛や人間関係のモヤモヤや、
人生のちょっとした困りごとの解決策を、
占い師しいたけ.がやさしい言葉で提案します。Amazonより。
占いを信じていなさそうな、この私が、なぜこの本を読んでいるかっていうと、運気の流れも気になるところではありますが、正直、運気は自分でなんとかするものだと思っているので、とくに良い悪いは気にしてません。
じゃ、どうして占いを読むのか?というとですね、コンサルの仕事をするためです。
占いって、いろんな人が来るじゃないですか。
ちょっとした言葉で、ずーーーん、と落ち込んでしまう人もいるし、占いに来る人ってちょっと信じ込みやすいとか、なにか一縷の望みをかけて占い師さんの目の前に来ているわけです。
そういう人に、結果を伝える、どうしたら良いかを伝える伝え方って、ものすごく勉強になるんです。
まず、優しい。
その言葉の解釈には、たくさんの余白がある。
断定しがちな私としては、この優しい語り口、相手の理解や行動を待つ姿勢、がとてもタメになるのです。
占いでは、石井ゆかりさんの語り口調も大好きです。橘さくらさんも大好きだったけど、一昨年でガッツリ1年間の占い本を出されるのを辞めてしまわれたようなんですよね。悲しい。
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この本も、やっぱり優しいんです。解釈の余地がある。
そして、「運気の良し悪し」を再定義しています。
運が良い、悪いというのは、人によって受け取り方が変わるから、良い悪いはない。
・出世して嬉しい人もいれば、忙しくなるからいやだという人もいる
・環境が変わることを面白がる人もいれば、不安になる人もいる
・人前で目立つのが好きな人もいれば、裏でプロデュースするのが好きな人もいる
運気の波を、己の欲望に対して素直に動けるか/動けないかの違いである、とも再定義されていて、占いという、はるか昔から沢山の人が語ってきたコンテンツの文脈で、新しい定義を打ち出しているところに、語り口調以上に、ビジネスセンスを感じて気に入っている本です。
ちなみに、具体的な自分の運気を占ってくれる本ではありません。
具体的な運気を知りたい方は、「したけ占い」で検索をしてみてくださいね。
このブログを見ている人は、もう30歳を超えている人たちばかりではないかと思うのです。
まっとうに働いて、自立して稼げる能力も対人関係スキルも高いことでしょう。
さらにこのような記事を見て、またさらに学ぼうとしている素晴らしい方であることでしょう。
私も本が大好きで、学びも大好きでかなり学習には投資をしてきました。そんな私にはある悩みがありました。
20歳のころから毎年200~300冊は本を買っては読んでいましたが、ちっとも人生よくならない。
それどころか教育ローンが重い。。。頭の中には沢山の大量の知識があるんです。でも、人生変わらない。
なぜかというと、本の内容、人から言われること、会社の上司や先輩からいわれることを、全然受け入れてなかったからなんですよね。
そんなことに、沢山失敗して気付いてきたのですが、この本には、そんな私の傲慢さや、わかったつもりを、ロジカルに淡々と具体的な手順で教わる力を高める方法が書いてありました。
もっと早くに読みたかった!素晴らしい本です。
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人から学ぶ謙虚な姿勢が、いい年になってしまい、なかなか難しくなってしまった人にお勧めです。
「謙虚さ」とかいう、曖昧模糊なものではなく、本書にある具体的な手順と視点を仕入れて、手足を動かすこと!!
特に、人生100年時代、私たちは何度も新しいことを学びなおさねばなりません。教わる力は本当に大切なキーポイントになると思います。
読み返して、私も「わかったふり」「謙虚なふり」を辞めて、手と足を動かしたいと思います。
誰を先生と選ぶとよいのか?ということも書いてあります。
今年は、デザイン・写真・動画について学んでいきます。表現力アップ!
これからの日本は、他人をしrン頼することが有利な結果を生み出す社会になるのか
他人を信頼しないことが有利な結果を生み出す社会になるだろうか
こうした問いをたてて論じた本です。他にも
「関係資本と人的資本」
人的資本とは、教育によって人々が身に着けた能力
関係資本は、まわりの環境、そのまわりの人たちを信頼するベースがあるかどうか
良い関係資本を持っていた人は、成長する過程で大きな人的資本を身に着けることができます。逆に、関係資本に欠けた環境に育った人は、人的資本を身に着けることができなくなります。
とか。
もう20年まえに発刊された本ですが、非常にいまの時代を言い表しています。
私は、この本を2013年に知人に紹介してもらいました。
20年前も、時代の変化を感じてこうした先人が著書を出されていて、それが一般の私のような人間にも感じられるようになったのは、インターネットで自分と同じような年代、思考の人たちの動きがつぶさに感じられるから。
きっと、今後益々変化の兆候を感じとる機会は増えるはず。
もう、その時には「本で知る」=本が出るころには、相当遅いものになってしまっているかもしれない。
だからこそ、ネットが一般的でなかった頃に、この著者さんのような人がどうやって変化を感じ始めたのか。そういう視点で本を読みました。
こうした歴史の流れを知っていると、こうして20年前から社会はこうなる、という予測を立てられるのだと改めて歴史を学ぶことの大切さ、そしてちゃんと自分の頭で考えることの大切さを感じる本でした。
以上、取り急ぎですが、私が今年のはじめ、お正月に読み返した本をご紹介しました^^
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