「コミュニティのビジネスモデル」コミュニティ実践会レポートvol.3
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]こんにちは、株式会社女子マネの中里桃子です。 [/say]
「コミュニティってなんだか楽しそう!」
コミュニティに対してそのようなイメージを持たれている方も多いと思います。
ただ、いくら楽しいコミュニティでも
必要なお金がきちんと回らないと続けるのはだんだんキツくなってきます。
コミュニティを結成し、その時は盛り上がっても
気持ちだけで続けられるのはせいぜい半年から1年程度ではないでしょうか?
企業からも「コミュニティをどうやって自分に事業に活かしたらいいか」とよく相談を受けるのですが、
実際にわたしは法人様と次のようなコラボを成功させてきました。
【成功実例】
- 森ビルさんとのコラボで会場費1時間50万円相当のスペースを無償利用
- ミッドタウン最上階のイベントスペースを無料利用(毎月)
- ディスカヴァー21さんとのコラボ開催(2013年12月)
- 新宿NSビルの高層階イベントスペースを無償で開催(2014年1月)
- ラジオ出演
先日、開催した『コミュニティ実践会vol.3』(研究会、改め)では、
そのようなコミュニティの事業への活用のヒントをお伝えする
コミュニティのビジネスモデル
についてお話させて頂きました。
【コミュニティ実践会】とは、
非カリスマのあなた、普通のあなただからこそできる
幸せなコミュニティづくりを研究し、
実際に活用してもらうための場所
です。
[box class=”box25″]
<コミュニティ実践会の年間テーマ>
5月 コミュニティのコンセプト
6月 コミュニティビジョンの作り方
7月 コミュニティのビジネスモデル
8月 枯渇しないコンテンツのつくりかた
9月 1コンテンツマルチユースの提供方法
10月 顧客リスト0からの集客とファンをつくる発信のフレームワーク
11月 運営体制づくり
12月 コミュニティを活用したコラボ方法
2019年
1月 コンセプトで大物を巻き込む方法
2月 出版や講座コンテンツでコミュニティを作る方法
3月 コミュニティメンバーの成長ステップ
4月 コミュニティを起点とした著者メディアをつくる方法
※お得な年間パスポート会員はこちら
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2016年から、600名の方にコミュニティ運営についてお伝えし、
その後を見ていて確実に言えることが
どんなに楽しくても赤字では続かないのです。
「あなたの想いの詰まった大切なコミュニティだからこそ、
持続可能な運営を学んで欲しい!」という想いの元、
ちょっとした視点の転換と想像力で可能性を広げることができる
コミュニティのビジネスモデルの仕組み
についてお話したので、その内容をレポートしたいと思います。
コミュニティのビジネスモデルとは?
そもそもビジネスモデルとは何なのか?まずはそこから考えてみました。
例えば、慶応大学常任理事、ハーバードビジネススクールMBAの國領二郎氏は
ビジネスモデルを次ように定義しています。
経済活動において、「四つの課題に対するビジネスの設計思想」と定義している。
1.誰に、どんな価値を提供するか
2.その価値をどのように提供するか
3.提供するにあたって必要な経営資源をいかなる誘因のもとに集めるか
4.提供した価値に対してどのような収益モデルで対価を得るか
わたしはもっとシンプルに定義しました。
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]ビジネスモデルとは「売上や利益をあげる仕組み」 [/say]
そして、その仕組みが具体的にどんなものなのかが重要です。
まずはオンライサロンのビジネスモデルを見ていきましょう。
オンラインサロンの収益モデル
オンラインサロン単体の収益モデルは
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]オンラインサロン(収益)=コミュニティ(人数)×月額課金(金額) [/say]
という形になります。
キングコングの西野さん や はあちゅうさんのように
会員を1000人以上抱えるインフルエンサーならこれだけで食べていけるかもしれません。
しかし、100人以上の会員を有しているオンラインサロンはほんの僅かです。
[say img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/スクリーンショット-2018-07-06-9.12.34.png” name=“参加者” type=”l “]じゃあ、会員が少ないサロンオーナーはどうやって収益を上げているの? [/say]
集めたお客さんを〇〇〇〇にする!
会員が少ないサロンオーナーはどうやって収益を上げているのか?
それが今回の一歩踏み込んだテーマになります。
わたしが六本木ビブリオバトルという読書会のコミュニティを運営していた頃、
多いときは100名を超える参加者を動員し、
企業から協賛をもらい六本木ヒルズやミッドタウンの会場を提供してもらいました。
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]なぜ協賛してもらえたと思いますか? [/say]
[say img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/スクリーンショット-2018-07-09-11.51.31.png” name=“参加者” type=”l “] ・・・会場で企業のCMを流す契約をする、とかですか??[/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]集めたお客さんを〇〇〇〇として企業に”ある提案”をしました。 [/say]
六本木ビブリオバトルのターゲットは読書好きの20,30代の会社員。
六本木ヒルズで開催した時は、
アカデミーヒルズという月額1万円でヒルズの図書施設が利用できたり、
セミナー受講ができる特別会員に解放している100名規模の会場を提供してもらいました。
わたしたちのコミュニティは企業に「ある提案」をすることにより、”協賛”という形で
会場費1時間50万円相当のスペースを無償で利用することができたのです。
協賛をもらうには、あなたが集めた属性のお客さんに対して、
何かを売りたい、知って欲しい、サービスを提供したいという企業を探して協賛してもらうという発想が大事なんです。
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]協賛をもらうコツは「集めたお客さんを〇〇〇〇にすること」! [/say]
※年間パスポート会員になると、今回の内容を含む全12回の動画コンテンツが見れます。
コミュニティの価格はいくらに設定すべきなのか?
参加型のコミュニティ実践会では必ずグループワークの時間があります。
各グループのシェアの中で”コミュニティの価格”が話題になりました。
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]コミュニティの値段設定はすごく難しいですね。 [/say]
と会場のカフェインスクエアのオーナーであり、『ストックビジネスの教科書』の著者、
大竹啓裕者社長がコメント。
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]コミュニティの価格は安くすればするほど良いようにも聞こえるんですが [/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]月額5000円以下にしない方がいいと思います。 [/say]
なぜなら、500円〜1000円だと目的ががなくても、そのコミュニティに入ろうとする人が増えるので、コミュニティのいるだけで実働しない人が増え、コミュニティが活性化しずらくなるからです。
さらには、価格が安すぎるとコミュニティの品位やマナーを汚してしまう可能性もあります。
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]コミュニティは価格設定がすごく重要なんですね。[/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]はい、かなり重要です! [/say]
そして、コミュニティの価格はコンセプトと絡めて考えることも大切です。
コミュニティのコンセプトの価格の関係とは?
第1回目のおさらいにもなりますが、コミュニティのコンセプトとは、
私のコミュニティは
「①現在の残念な状態(Before)」の人が
「②コミュニティの活動」を通じて、
「③ハッピーな状態(After)」になれるコミュニティです。
と一言で伝えられるものです。
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]Beforeの人がHappyになるために、いくらくらいだったらお金を払い続けるかを考えていくのが大切! [/say]
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]払い続ける期間が長くなっていくと、提供するものに飽きてしまう
という違う悩みが出てくるんじゃないですか?[/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]私は飽きてしまったら畳むタイプです(笑) [/say]
でも、わたしはそれでいいと思っています。
なぜなら、コミュニティの活動が機能していれば、Beforeだった参加者たちが成長してAfterの姿になる人が増えてくるからです。
活動が続くと、参加者のステージが変わっていくのは自然なことかもしれません。
コミュニティで好かれる人・嫌われる人
また、大竹社長からこんな質問を頂きました。
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]知人・友人とコミュニティの違いは何ですか?[/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]同じ一対一の関係でも、
「1つのコンセプトの元に集まりながら、メンバー同士の横のつながりがある」のがコミュニティ [/say]
そういった横のつながりがあるので、自分がアクションが取れなくても
他のメンバーでフォローし、維持管理をすることもできるのがコミュニティのメリットの1つです。
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]オーナーから会員へのえこひいきでトラブルにはならないんですか?[/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]オーナーが話したいと思う人はちゃんとGIVEしている人のはずです。 [/say]
そもそも人に好かれるためには「承認するという与える行為」が必要で、
文句だけ言う人はお金さえ払えば、与えられるものだと思っている節があります。
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]嫌われる人にも好かれる人にも理由がある! [/say]
ちなみに、嫌われずに好感を持たれる方法については7月20日に初出版した『オンラインサロン超活用術』でも書かせてもらっています(^^)
[say img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/スクリーンショット-2018-07-06-9.12.34.png” name=“参加者” type=”l “]コミュニティオーナーが嫌われるってことはあるんですか? [/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]基本はないと思います。もしオーナーが嫌われるとしたら、コンセプトとビジョンがはっきり伝わっていないから。 [/say]
そのコミュニティは
- 何をしようとしている場なのか?(コンセプト)
- 何を目指しているのか?(ビジョン)
を明確に伝えられていないと、そこに違和感を感じた人はオーナーの元を去っていってしまいます。
人気コミュニティのビジネスモデルを分析してみた
実際のビジネスモデルを実例として、まずは女子マネのビジネスモデルを紹介しました。
続いて、わたしのイチオシでもある「ギガ盛りブログ飯」と
「議論メシ」のビジネスモデルを分析。
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]議論メシの黒田さんの最大の財産は何ですか?[/say]
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]「いろんな法人とのネットワークがあること」なのですが、そのネットワークを作れたのは〇〇〇〇があったからだと思います。[/say]
[say name=”大竹社長” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2017/10/OtakeSyachyo.jpg”]なるほど。必ずキャッシュポイントの基点となるところがあるんですね。[/say]
得意なことだけをやっていくためのポジションニング
議論メシのビジネスモデルを紐解いていくと、オーナーの黒田さんが
自分の得意なこと・好きなことに注力しやすい仕組みになっていることが見えてきました。
高度経済成長期は苦手なことでも続けていく風土があり、成果も出やすかったと思います。
しかし、現代はイヤイヤでやっていることがすぐバレてしまう時代(笑)
[say name=”中里桃子” img=”https://salon.joshimane.jp/wp-content/uploads/2018/07/momokonakazato.jpeg”]好きなことだけで生きていくためにコミュニティは向いています。[/say]
なぜなら、コミュニティには自分が苦手なことを任せることができるからです。
※それぞれのビジネスモデルの詳細は「実践会の動画」で公開していますので、
詳しく知りたい方はお得な動画コンテンツ(実践会12回分)をお買い求めください^^
まとめ
コミュニティ実践会vol.3では
コミュニティのビジネスモデル
についてお話させてもらいました。
わたし自身も研究のしがいのあるテーマで
もっともっと掘り下げていきたいと感じました。
積極的にご質問を頂き、場も活性化していて毎回やりがいを感じています。
次回のコミュニティ実践会は
【ビジネスモデル編その2】として
コンテンツを生み出し続けるためのコミュニティ活用術
コミュニティポートフォリオ
についてお伝えします。
またお会いできるのを楽しみにしてます(^^)/
<次回のイベント案内>
8/22(水) 19:30 – 21:30 コミュニティ実践会vol.04~コミュニティのビジネスモデル~
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コミュニティの立上げから運営がまるっとわかる年間カリキュラムのパスポート会員を募集しています。
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<パスポート特典会員>
・2018年5月~2019年4月までの実践会(12回分)のリアル参加権利
・上記12回分の動画とワークシート
・専用Facebookグループへの参加権利(個別のご質問にお答えします)
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